Usagi Project MyNETS 1.1.0 アップグレードガイド

最終更新日: 2007/05/24

目次


0. はじめに

この文書は、MyNETS1.0.*からのバージョンアップの手順を書いたものです。

1. 手順

アップグレードは以下のような手順で進めます。

  1. メインテナンスモードへ切り替え(config.php[define('OPENPNE_UNDER_MAINTENANCE', true);])
  2. 現在のデータベースをバックアップ
  3. アップグレードSQLの実行
  4. ソースコードの置き換え
  5. 設定ファイルの変更
  6. 運用モードへ切り替え(config.php[define('OPENPNE_UNDER_MAINTENANCE', false);])

2. 作業方法

2-1-1. コンバートSQL・バージョンアップSQLの実行

MyNETS1.0.1からバージョンアップする場合は
setup/sql/MySQL4.*/upgrade/usagi1.0.1to1.1.0_MySQL4.*.sqlを実行します。

MyNETS1.0.0からバージョンアップする場合は2つのSQLを実行します。
setup/sql/MySQL4.*/upgrade/usagi1.0.1to1.1.0_MySQL4.*.sql
setup/sql/MySQL4.*/upgrade/1.0.0to1.1.0Versionup.sql
MySQLのバージョンによってsqlディレクトリの下のディレクトリを選択してください。ご使用のMySQLのバージョンにあったディレクトリ以下のファイルを実行してください。

2-2. ソースコードの置き換え

サーバ上に MyNETS 1.1.0 のソースファイルを設置します。 詳しくは、「MyNETS セットアップガイド」を参考にしてください。

MyNETS1.1.0ではディレクトリ構成が変更され、public_htmlが廃止されています。バージョンアップの際にも確実にソースコードを入れ替えるようにしてください

2-3. 設定ファイルの変更

MyNETSで追加された設定ファイル(config.php)

※config.phpは、MyNETSに含まれるconfig.php.sampleを元に変更し作成されることを推奨します。
尚MyNETS1.1.0ではディレクトリの構成が変更となり、public_htmlが廃止されました。それによりOPENPNE_DIR直下にconfディレクトリが用意され、そこへconfig.phpを保存するようになりました。ご注意ください。

* 設置ディレクトリおよび設置スキンのパーミッションを777に変更します。

$ chmod -R 777 OPENPNE_DIR/public_html/skin/*/img/

以上でアップグレード作業は完了です。

3. MyNETS1.1.0で削除された設定項目

4. MyNETS1.1.*1.0.*のテーブルと違う部分

  1. 日記タグ用のテーブルが追加されています。(テーブル追加)
  2. PC及び携帯用のテンプレートファイルを用意することで、設定画面からメンバーが画面変更を行うことが出来るようになりました。その設定保存のため、c_memberにカラムを追加、またテンプレートファイルの内容を保存するc_display_viewテーブルが追加されました。
  3. 退会者の管理用テーブルが追加されています。(テーブル追加)
  4. 携帯の画面切り替えを管理するためのテーブルが追加されています。(テーブル追加)

※今後もテーブルの追加及び削除、修正が行われる可能性があります。但しその場合は修正・追加一覧とコンバート用ファイルを用意して、 移行がスムーズに行えるのを確認した上でリリースいたします。

※これらの運用中データベースの移行は、確実な動作を保障するものではありませんので、移行の際はバックアップを確実に行ったうえで実効してください。
また、独自のカスタマイズでテーブル等の項目を追加したり削除している場合はそのままでは動くかどうかは分かりませんので、 各種スクリプトを実行する前にSQLの内容を確認の上ご自信の判断で移行処理を行ってください。

以上です。


OpenPNEは株式会社手嶋屋の開発しているオープンソースソフトウェアの名称です。
MyNETSは、ネットを使って多くの開発者が共同で開発しているUsagiProjectのオープンソースソフトウェアの名称です。
プロジェクト管理者、開発者、開発協力者の情報はプロジェクトホームページをご覧ください。
UsagiProject | SourceForge.jp UsagiProject