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3.2 チュートリアル学習環境の整備(PostgreSQL)

概要

本節では、チュートリアルを学習するための環境整備(PostgreSQL)を説明する。

想定環境

本資料では以下の開発環境を想定して、解説している。

  • フレームワーク:TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich 版) ver2.0.2.0
  • OS:Microsoft Windows 2000 / XP Professional
  • JDK:Java SE 5.0
  • Webアプリケーションサーバ:Apache Tomcat 5.5.xx (xxはバージョン番号)
  • データベース:PostgreSQL 8.2.x for Windows
  • ビルドツール:Apache Ant 1.6.xx (EclipseのAntプラグインのみでも可)
  • 総合開発環境:Eclipse SDK 3.2.xx
  • Eclipse plugin :WTP 1.5.xx

インストール/開発環境の整備

(1) アプリケーションの用意

2.2 チュートリアル学習環境の整備」以外で必要となるアプリケーションを以下に示す。

  • PostgreSQL 8.2.x for Windows(以下、PostgreSQL)

(2) アプリケーションのインストール

PostgreSQL以外は「2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。

(3) プロジェクトの準備

2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。

(4) プロジェクトのインポート

2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。

(5) アプリケーションの動作確認

2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。

(6) データベースの設定

  1. PostgreSQL8.2.xのインストールを行う。本チュートリアルでは、“C:\Program Files\PostgreSQL\8.2”というディレクトリにインストールしたと仮定する。
  2. Windowsのスタートメニューから[プログラム]→[PostgreSQL 8.2]→[pgAdmin III]を起動する。
    「PostgreSQL Database Server 8.2(localhost:5432)」を選択し、右クリックメニューから「接続」を選択する。パスワード入力ウィンドウが表示されたら、「postgres」と入力する。
  3. 画面左のメニューから「データベース(1)」を選択し、右クリックメニューより「新しいデータベース」を選択し、以下の内容を入力し「OK」を押下する。
    • 名前 : terasoluna
  4. 画面左のメニューから「データベース(2)」「terasoluna」を選択すると、×印が消えてデータベースの内容が表示されることを確認する。
  5. Webアプリケーションからデータベースへアクセスするために使用するPostgreSQLのJDBC ドライバ“postgresql-8.2-505.jdbc3.jar”を以下のディレクトリにコピーする。
    • terasoluna-spring-rich-blank\webapps\WEB-INF\lib
    • C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5.xx\common\lib (xxはバージョン番号)
  6. “terasoluna-spring-rich-blank\webapps\META-INF\context.xml”を開き、JNDI用プロパティの設定を変更する。PostgreSQL以外の設定が有効になっている場合は、削除もしくはコメント化すること。
    ・・・略・・・
    
    <!-- 
       - 「データベースがPostgreSQLの場合の設定」
       - 【記述書式】
       - driverClassName=[ドライバ名称]
       - username=[データベースログイン名称]
       - password=[データベースログインパスワード]
       - url=jdbc:postgresql://[データベースサーバIPアドレス]:[ポート番号]/[データベース名称]
       - 【設定例】
    -->
    <Context>
      <Resource
         name="jdbc/TerasolunaSampleDataSource"
         type="javax.sql.DataSource"
         driverClassName="org.postgresql.Driver"
         username="postgres"
         password="postgres"
         url="jdbc:postgresql://127.0.0.1:5432/terasoluna"
         maxIdle="2"
         maxWait="5000"
         maxActive="4"/>
    </Context>
    
    ・・・略・・・
    
    
備考

PostgreSQLのJDBC ドライバは、“C:\Program Files\PostgreSQL\8.2\jdbc”フォルダにある。

(7) テーブル構築およびデータの作成

[pgAdmin III]より、画面左のメニューから「データベース(2)」「terasoluna」を選択した状態で、「ツール」→「クエリーツール」を選択する。
上の入力エリアに以下のSQL文を入力し実行する。

CREATE TABLE USERTABLE(ID BIGINT PRIMARY KEY,NAME VARCHAR(20),AGE VARCHAR(3),BIRTH TIMESTAMP);

次節:3.3 ノウハウ

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