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3.1 チュートリアル学習環境の整備(Oracle)
概要
本節では、チュートリアルを学習するための環境整備(Oracle)を説明する。
想定環境
本資料では以下の開発環境を想定して、解説している。
- フレームワーク:TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich 版) ver2.0.2.0
- OS:Microsoft Windows 2000 / XP Professional
- JDK:Java SE 5.0
- Webアプリケーションサーバ:Apache Tomcat 5.5.xx (xxはバージョン番号)
- データベース:Oracle Database 10g for Windows
- ビルドツール:Apache Ant 1.6.xx (EclipseのAntプラグインのみでも可)
- 総合開発環境:Eclipse SDK 3.2.xx
- Eclipse plugin :WTP 1.5.xx
インストール/開発環境の整備
(1) アプリケーションの用意
「2.2 チュートリアル学習環境の整備」以外で必要となるアプリケーションを以下に示す。
- Oracle Database 10g for Windows(以下、Oracle)
(2) アプリケーションのインストール
Oracle以外は「2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。
(3) プロジェクトの準備
「2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。
(4) プロジェクトのインポート
「2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。
(5) アプリケーションの動作確認
「2.2 チュートリアル学習環境の整備」を参照のこと。
(6) データベースの設定
- Oracleを任意のディレクトリにインストールする。本チュートリアルでは、“C:\Oracle\product\10.1.0”というディレクトリにインストールしたと仮定する。
- データベースを作成する。ここでは以下のように設定する。
- データベースサーバのIPアドレス:127.0.0.1
- ポート:1521
- データベース名:TERASOLUNA
- SID名:ORCL
- SQL*PlusやEnterprise Managerなどを利用してユーザを作成する。ここでは以下のユーザを作成する。
- ユーザ名:tutorial4
- パスワード:tutorial4
- アクセス権限:テーブル作成、データの挿入、選択、削除が行える
- Webアプリケーションからデータベースへアクセスするために使用するOracleのJDBC ドライバ“ojdbc14.jar”を以下のディレクトリにコピーする。
- terasoluna-spring-rich-blank\webapps\WEB-INF\lib
- C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5.xx\common\lib (xxはバージョン番号)
- “terasoluna-spring-rich-blank\webapps\META-INF\context.xml”を開き、JNDI用プロパティの設定を変更する。Oracle以外の設定が有効になっている場合は、削除もしくはコメント化すること。
<!-- - 「データベースがOracleの場合の設定」 - 【記述書式】 - driverClassName=[ドライバ名称] - username=[データベースログイン名称] - password=[データベースログインパスワード] - url=jdbc:oracle:thin:@[データベースサーバIPアドレス]:[ポート番号]:[インスタンス名] - 【設定例】 --> <Context> <Resource name="jdbc/TerasolunaSampleDataSource" type="javax.sql.DataSource" driverClassName="oracle.jdbc.OracleDriver" username="tutorial4" password="tutorial4" url="jdbc:oracle:thin:@192.168.0.100:1521:ORCL" maxIdle="2" maxWait="5000" maxActive="4"/> </Context> ・・・略・・・
備考
設定方法についてはOracleのマニュアルを参照のこと。
JDBC ドライバ“ojdbc14.jar”は、Oracle社のWEBサイト“http://otn.oracle.co.jp/software/tech/java/jdbc/index.html”から入手する。
(7) テーブル構築およびデータの作成
以下のSQL文を実行する。
CREATE TABLE USERTABLE(ID NUMBER(5) PRIMARY KEY,NAME VARCHAR2(20),AGE VARCHAR2(3),BIRTH DATE);