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2.3.4 動作確認

実際にリクエストデータの内容を含んだ応答電文が受信できることを確認する。

手順

アプリケーションの動作確認

  1. 2.2 チュートリアル学習環境の整備 (5) アプリケーションの動作確認」を参照し、Tomcatを起動してブラウザでアクセスする。
  2. 下図のTERASOLUNAテストクライアント画面に、以下のデータを入力する。



    • リクエストヘッダ:“requestName”
    • 値:“simple”
    • 要求電文
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <UserBean>
          <id>1</id>
          <name>テラソルナユーザ1</name>
          <age>28</age>
          <birth>1978-01-14T12:34:56</birth>
      </UserBean>
      
    • URL:AAA:8080/terasoluna-spring-rich-blank/secure/blogic.do
  3. 「送信」ボタンを押下すると、レスポンスが応答電文として表示されることを確認する。

この応答電文ではタグが改行やインデントされた形で表示されている。
改行やインデントするスペースなどの無駄なパケットを送信せずパフォーマンスを向上したい場合は、“castor.properties”というファイル名で以下の内容を記述し、クラスパス上に配置することでインデントされない形で応答電文が送信される。

org.exolab.castor.indent=false
org.exolab.castor.xml.saveMapKeys=false
org.exolab.castor.xml.naming=mixed

まとめ

この節では以下のことを学習した。

  • ビジネスロジック
    • ビジネスロジックはServer(Rich)版が提供するBLogicインタフェースを実装する。
    • ビジネスロジックは入力クラスを引数として受け取り、出力クラスを結果として返却する。
    • ビジネスロジックの定義は、Spring設定ファイルの“tutorial-businessLogic.xml”に記述する。
  • コントローラ
    • コントローラでは、リクエストデータをもとにXMLServletRequestDataBinderを使って入力クラスへ変換する。
    • ビジネスロジックを呼び出す。
    • 設定はSpring設定ファイルの“tutorial-controller.xml”に記述する。

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