ドメインとは、既存の型に対してサイズ等のオプション及び制約を付与した、ユーザ定義のデータ型です。ドメインを定義して使用することにより、 特定のドメインの仕様が変更になった際、そのドメインを使用する全てのカラムの型が同時に変更されます。
例えば、ある「名前」を表すカラムに対して使用する目的でNAMEというドメインを"CHAR(32) NOT NULL"で定義していて、いくつかのカラムでこの NAME型を使用していたとします。この時、SQLの出力に際しては"CHAR(32) NOT NULL"が出力されます。ここで、「名前」に関する仕様変更があり、 型について"VARCHAR(64)"を使用することになった場合、ドメイン定義を "VARCHAR(64)" に変更します。これにより、以後のSQLの出力に際して 全てのNAMEが "VARCHAR(64)" で出力されるようになります。
データベース基本情報編集ダイアログを開き、「ドメイン(O)」タブを選択します。
タブの上部には、現在設定されているドメインの一覧が表示されています。その直下にある「追加(A)」ボタンをクリックします。
最下段に新しいドメインが追加され、「ドメイン情報」部分にドメイン名やデータ型など、必要な設定を行います。
![]() | ティップ |
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「追加(A)」ではなく「挿入(I)」をクリックすることにより、現在の選択位置に新規作成を行うことができます。また、削除ボタンの右側に ある「▲」「▼」ボタンで、順番を入れ替えることができます。 |
ドメインの一覧から行を選択することにより、「ドメイン情報」が切り替わり、設定の編集を行うことができます。
また、ここで「削除(R)」ボタンをクリックすると、現在選択されているドメインが削除されます。
![]() | 警告 |
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この時、既にどこかから参照されていたドメインだった場合、それらの型は、ドメインに設定されていた型に展開されます。 |
最後に、ダイアログの「OK」ボタンをクリックすることにより、この設定が保存されます。