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クラスの型

WSDdev

メソッド関数仕様



setScalePtr 関数の説明

書式
void setScalePtr(double* ptr)
機能
表示倍率を格納した変数へのポインタを指定する関数です。 表示倍率が設定されると、インスタンスの描画時に その倍率で描画されます。倍率を直接指定するのではない点に 注意すること。これにより、複数のインスタンスが同じ変数を 参照するように設定できます。 変数の値を変えると、参照しているすべてのインスタンスの 表示倍率を一度に変更することができます。 ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
処理
表示倍率を格納した変数へのポインタが設定されると、 その倍率で描画します。
引数
(in)double* ptr 倍率を格納した変数へのポインタ
返値
なし。
注意
ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
サンプル
  dev->setScalePtr(&scale);//double 型である scale のポインタを渡します。



setXOffsetPtr 関数の説明

書式
void setXOffset(short* ptr)
機能
表示位置X(横)方向のオフセット値を格納する変数へのポインタを 指定する関数です。変数の値が設定されると、インスタンスの 描画時にオフセット値を加算した座標で描画されます。 オフセットを直接指定するのではない点に注意しましょう。 これによって、複数のインスタンスが同じ変数を参照するように 設定できます。変数の値を変えると、参照しているすべての インスタンスのオフセットを一度に変更することができます。 ポインタの設定を解除したい場合は NULL を指定します。
処理
表示位置Xのオフセットを格納した変数へのポインタが 設定されると、 オフセット値を加算した座標で描画します。
引数
(in)short* ptr オフセット値を格納した変数へのポインタ
返値
なし。
注意
ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
サンプル
  dev->setXOffsetPtr(&xoffset);//short 型である xoffset のポインタを渡します。



setYOffsetPtr 関数の説明

書式
void setYOffset(short* ptr)
機能
表示位置Y(縦)方向のオフセットを格納する変数へのポインタを 設定する関数です。変数の値が設定されると、 インスタンスの描画時にオフセット値を加算した座標で 描画されます。オフセットを直接指定するのではない点に 注意しましょう。これによって、複数のインスタンスが 同じ変数を参照するように設定できます。 変数の値を変えると、参照しているすべてのインスタンスの オフセットを一度に変更することができます。 ポインタの設定を解除したい場合はNULLを指定します。
処理
表示位置Yのオフセットを格納した変数へのポインタが 設定されると、 オフセット値を加算した座標で描画します。
引数
(in)short* ptr オフセット値を格納した変数へのポインタ
返値
なし。
注意
ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
サンプル
  dev->setYOffsetPtr(&yoffset);//short 型である yoffset のポインタを渡します。



getScale 関数の説明

書式
double getScale()
機能
表示倍率を取得する関数です。表示倍率変数へのポインタが 設定されている場合、その変数の値を返します。 設定されていない場合は1 が返されます。
処理
引数
なし。
返値
表示倍率
注意
なし。
サンプル
  //WSDdev インスタンスに設定されているスケールオフセットを取得します。
  double scale = dev->getScale();



getXOffset 関数の説明

書式
short getXOffset()
機能
表示位置のXオフセット値を取得する関数です。 オフセット値を格納した変数へのポインタが設定されている 場合は、その変数の値が返されます。 設定されていない場合には0 が返されます。
処理
引数
なし。
返値
表示位置Xのオフセット
注意
なし。
サンプル
  //WSDdev インスタンスに設定されている X オフセットを取得します。
  short xoffset = dev->getXOffset();



getYOffset 関数の説明

書式
short getYOffset()
機能
表示位置のYオフセット値を取得する関数です。 オフセット値を格納した変数へのポインタが設定されている場合は、 その変数の値が返されます。 設定されていない場合には0 が返されます。
処理
引数
なし。
返値
表示位置Yのオフセット
注意
なし。
サンプル
  //WSDdev インスタンスに設定されている Y オフセットを取得します。
  short yoffset = dev->getYOffset();



setForeColor 関数の説明

書式
long setForeColor(short cno)
機能
描画色を色番号で設定する関数です。 drawLine 関数で用いる描画色を指定します。
処理
drawLine 等のメソッドで用いる描画色を指定します。
引数
(in)short cno 色番号
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
サンプル
//実際の WSCvline::draw() の例です。
long WSCvline::draw(){
  if (getVisible() == False){
    return WS_NO_ERR;
  }
  WSDdev* dev = getowndev();
  if (dev == NULL){
    return WS_ERR;
  }
  short x = _x;
  short y = _y;
  WSCushort w = _w;
  WSCushort h = _h;

  WSCbool absolute = getAbsoluteDraw();
  if (absolute == True){
  }else
  if (dev->isExposed(x, y, w, h) == False){
    return WS_NO_ERR;
  }
  WSCbool blinkfore = WSGIappBlink()->getBlinkFore(_blink_rate);
  if (_bl_fl == True &&
      blinkfore == True &&
      _tw_fl == False){
    return WS_NO_ERR;
  }

  long err = dev->beginDraw(x, y, w, h, absolute);
  if (err != WS_NO_ERR){
    return WS_NO_ERR;
  }

  WSCbase::update();
  setAbsoluteDraw(False);
  WSCushort line_w = _lw;
  if (line_w != 0) {
    if (_bl_fl == True &&
        blinkfore == True &&
        _tw_fl == True){
      dev->setForeColor(_blink_color);
    } else {
      dev->setForeColor(_fore_color);
    }

    if (line_w == 1) {
      dev->setLineWidth((WSCushort)0);
    } else {
      dev->setLineWidth((WSCushort)line_w);
    }
    dev->setLineDashType(_lt);
    if (_line_num != 0) {
      WSCpoint* pt = new WSCpoint[_line_num];
      short     i;
      for (i=0; i<_line_num; i++) {
        pt[i].x = (short)(_line_x[i]);
        pt[i].y = (short)(_line_y[i]);
      }
      dev->drawLines(pt, _line_num);
      delete pt;
    }
  }
  dev->endDraw();
  return WS_NO_ERR;
}



setBackColor 関数の説明

書式
long setBacKColor(short cno)
機能
背景色を色番号で設定する関数です。 drawFillRect 等のメソッドで用いる背景色を指定します。
処理
引数
(in)short cno 色番号
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
サンプル
  //背景色を設定します。
  short cno = WSGIappColorSet()->getColorNo("#000000");
  dev->setBackColor(cno);



setLineWidth 関数の説明

書式
long setLineWidth(short linewidth)
機能
描画する線の太さを設定する関数です。 drawLine 等のメソッドで用いる線幅を指定します。
処理
引数
(in)short linewidth 線幅
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
setForeColor() を参照してください。



setLineDashType 関数の説明

書式
long setLineDashType(char no)
機能
drawLine 等のメソッドで描画する線属性を指定する関数です。 引数にはラインパターンを0〜8で指定します。 意味については章末の WSNlineType プロパティを参照してください。
処理
drawLine 等のメソッドで用いる線の点線属性を指定します。
引数
(in)char no 点線属性

点線属性に指定できる値には、次のようなものがあります。
属性値 意味
0 実線
1 鎖線
2 長鎖線
3 一点鎖線
4 二点鎖線
5 長一点鎖線
6 長二点鎖線
7 細点線
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
サンプル
setForeColor() を参照してください。



setHatchPattern 関数の説明

書式
long setHatchPattern(char no)
機能
drawRect 等のメソッドで使用される塗りつぶし属性を指定する関数です。 引数には塗りつぶし属性を0〜7で指定します。 意味については章末の WSNhatchpattern プロパティを参照してください。
処理
drawRect 等のメソッドで使用される塗りつぶし属性を指定します。
引数
(in)char no 塗りつぶし属性

塗りつぶし属性に指定できる値には、 次のようなものがあります。
属性値 意味
0 ベタ塗
1 左下斜線
2 右下斜線
3 縦線
4 横線
5 斜め交差
6 縦横交差
7 ドット
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //ハッチパターンを設定します。
  dev->setHatchPattern(7);



setRegion 関数の説明

書式
long setRegion(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
機能
描画する領域を指定する関数です。 指定した領域以外は描画の対象から除かれます。
処理
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 領域の横幅
(in)unsigned short h 領域の縦幅
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //描画する領域を設定します。
  dev->setRegion(10,10,100,100);



beginDraw 関数の説明

書式
long beginDraw(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h, WSCbool absolute = False,WSCbool scaling = True)
機能
オブジェクトへの描画を開始する関数です。 引数として、描画領域の左上の座標と、幅、高さを指定します。 強制描画フラグをTrue にすると、EXPOSE イベントが 発生しなくても描画されます。 また、スケールフラグが True の場合は表示倍率を 有効にして描画が行われます。
処理
座標 x,y、横幅 w、縦幅 h を矩形領域の描画を開始します。 absolute を True とすると露出イベントが発生していなくても 描画します。また、scaling が True の場合、 スケールオフセットを有効にして描画します。
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 領域の横幅
(in)unsigned short h 領域の縦幅
(in)WSCbool absolute 強制描画フラグ
(in)WSCbool scaling スケールフラグ
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
setForeColor() を参照してください。



drawArc 関数の説明

書式
long drawArc(short x,short y,unsigned short w, unsigned short h,short a1,short a2);
機能
円弧、楕円弧を描画する関数です。 因数で指定した X 座標、Y 座標、横幅、縦幅の長方形に 内接する円または楕円の全部または一部を描画します。 X 軸右水平を0度とし、反時計回りで円弧開始角度と 中心角を指定します。1/64 度の精度確保するため、 角度の値は64 倍した値を与えなければなりません。 完全な円または楕円を描く場合は、開始角度に 0 * 64(すなわち 0)、 中心角に360 * 64 を指定します。
処理
横直径 w、縦直径 h を持つ円または楕円の、X軸右水平を0度とした 反時計回りで、円弧開始角度、終了角度を指定します。
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 領域の横幅
(in)unsigned short h 領域の縦幅
(in)short a1 円弧の開始角度
(in)short a2 円弧の終了角度
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //円弧の描画を行います。
  dev->drawArc(50,200,50,50,60*64,270*64);



drawFillArc 関数の説明

書式
long drawFillArc(short x,short y,unsigned short w, unsigned short h,short a1,short a2,char kind);
機能
塗りつぶした円弧または楕円弧を描画する関数です。 因数で指定した X座標、Y 座標、横幅、縦幅の長方形に内接する 円または楕円の全部または一部を描画します。 X 軸右水平を0度とし、反時計回りで円弧開始角度と中心角を していします。1/64 度の精度確保するため、 角度の値は 64 倍した数を与えなければなりません。 完全な円または円弧を描く場合は、開始角度に 0 * 64(すなわち 0)、 中心角に 360 * 64 を指定します。 塗りつぶし円弧種別には0(扇形)または1(弓形)を指定します。
処理
横直径 w、縦直径 h を持つ円または楕円の、X軸右水平を0度とした 反時計回りで、円弧開始角度、終了角度を指定します。 円弧の種別を指定することによって、扇型の円弧、弓型の円弧を 描画することができます。
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 領域の横幅
(in)unsigned short h 領域の縦幅
(in)short a1 円弧の開始角度
(in)short a2 円弧の終了角度
(in)char kind 塗りつぶし円弧の種別
塗りつぶし種別に指定できる値には、 次のようなものがあります。
属性値 意味
0 扇型
1 弓型
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //パイ型円弧の描画を行います。
  dev->drawFillArc(150,200,100,50,60*64,270*64, 0 /*PIE*/ );
  //弓型円弧の描画を行います。
  dev->drawFillArc(250,200,100,50,60*64,270*64, 1 /*CHORD*/ );



drawLine 関数の説明

書式
long drawLine(short x1,short y1,short x2,short y2);
機能
線を描画する関数です。 指定した座標(x1,y1)から(x2,y2)まで線を描画します。
処理
引数
(in)short x1 線の開始座標X
(in)short y1 線の開始座標Y
(in)short x2 線の終了座標X
(in)short y2 線の終了座標Y
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //線を描画します。
  dev->drawLine(50,50,100,100);



drawLines 関数の説明

書式
long drawLines(WSCpoint* pt,long num);
機能
折れ線を描画する関数です。第一引数の WSCpoint 配列に含まれる 座標を順に結んだ線を描画します。第二引数に座標の数を 渡します。
処理
指定した座標X1,Y1 から Xn,Yn まで折れ線を描画します。
引数
(in)WSCpoint* pt 端点座標の配列
(in)long num 端点の数

WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
setForeColor() を参照してください。



drawRect 関数の説明

書式
long drawRect(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
機能
矩形を描画する関数です。左上角を(x,y) とした横幅 w、縦幅 h の 領域を囲む線を描画します。
処理
左上角を(x,y) とした横幅 w、縦幅 h の矩形を描画します。
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 矩形の横幅
(in)unsigned short h 矩形の縦幅
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //矩形を描画します。
  dev->drawRect(150,50,100,100);



drawFillRect 関数の説明

書式
long drawFillRect(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
機能
塗りつぶし矩形を描画する関数です。 左上角を(x,y) とした横幅 w、縦幅 h の領域を塗りつぶします。 塗りつぶしには、setHatchPattern 関数で指定した塗りつぶし属性が 使用されます。
処理
左上角を(x,y) とした横幅 w、縦幅 h の塗りつぶし矩形を描画します。
引数
(in)short x X座標
(in)short y Y座標
(in)unsigned short w 矩形の横幅
(in)unsigned short h 矩形の縦幅
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //塗りつぶし矩形を描画します。
  dev->drawFillRect(150,50,100,100);



drawRects 関数の説明

書式
long drawRects(WSCrect* pt,long num);
機能
複数の矩形を描画する関数です。 第一引数の WSCrect 配列で指定された複数の矩形を描画します。 第二引数の矩形の数を指定します。
処理
WSCrect 配列で指定された複数の矩形を描画します。
引数
(in)WSCrect* rect 矩形の配列
(in)long num 矩形の数

WSCrect は、メンバ x,y,width,height を持ちます。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //矩形を描画します。
  WSCrect rect[3];
  rect[0].setRect(300,300,10,10);
  rect[1].setRect(320,300,10,10);
  rect[2].setRect(340,300,10,10);
  dev->drawRects(rect,3);



drawFillRects 関数の説明

書式
long drawFillRects(WSCrect* pt,long num);
機能
複数の塗りつぶし矩形を描画する関数です。 WSCrect 配列で指定された複数の塗りつぶし矩形を描画します。 塗りつぶしパターンには、setHatchPattern 関数で指定した 塗りつぶし属性が用いられます。
処理
引数
(in)WSCrect* rect 矩形の配列
(in)long num 端点の数

WSCrect は、メンバ x,y,width,height を持ちます。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
  //矩形を描画します。
  WSCrect rect[3];
  rect[0].setRect(300,300,10,10);
  rect[1].setRect(320,300,10,10);
  rect[2].setRect(340,300,10,10);
  dev->drawFillRects(rect,3);



drawPoly 関数の説明

書式
long drawPoly(WSCpoint* pt,long num);
機能
多角形を描画する関数です。第一引数の WSCpoint 配列に含まれる 点を順に結ぶ多角形を描画します。 第二引数に座標の数を渡します。多角形を閉じるために、 最後に始点座標を指定し直す必要はありません。 配列の最後の座標から先頭の座標へ自動的に線が描画されます。
処理
指定した座標X1,Y1 から Xn,Yn までを結ぶ多角形を描画します。
引数
(in)WSCpoint* pt 端点座標の配列
(in)long num 端点の数

WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  WSCpoint pt[3];
  pt[0].x = 300;
  pt[0].y = 300;
  pt[1].x = 330;
  pt[1].y = 330;
  pt[2].x = 300;
  pt[2].y = 330;
  dev->setForeColor("#00ffff");
  dev->drawPoly(pt,3);



drawFillPoly 関数の説明

書式
long drawFillPoly(WSCpoint* pt,long num);
機能
塗りつぶし多角形を描画する関数です。 指定した座標(X1,Y1) から(Xn,Yn) までを結ぶ塗りつぶし多角形を描画します。 WSCpoint 型の配列に座標を入れて渡します。 第二引数で座標の数を指定します。多角形を閉じるために、 最後に始点座標を指定し直す必要はありません。 配列の最後の座標から先頭の座標へ自動的に線が描画されます。 塗りつぶしパターンには、setHatchPttern 関数で指定された 塗りつぶし属性が用いられます。
処理
指定した座標(X1,Y1) から(Xn,Yn) までを結ぶ塗りつぶし多角形を描画します。
引数
(in)WSCpoint* pt 端点座標の配列
(in)long num 端点の数

WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  WSCpoint pt[3];
  pt[0].x = 300;
  pt[0].y = 300;
  pt[1].x = 330;
  pt[1].y = 330;
  pt[2].x = 300;
  pt[2].y = 330;
  dev->setForeColor("#00ffff");
  dev->drawFillPoly(pt,3);



drawGradation 関数の説明

書式
long drawGradation(long type,short col1,short col2, short col3,short x,short y,WSCushort w,WSCushort h, WSCuchar grad_margin);
機能
グラデーションされた矩形を描画する関数です。 指定された3色を使用して、色1〜色2〜色3へと グラデーションさせます。中間の色2の幅をパーセントで 指定することにより、色変化のスピードを調整します。 グラデーションタイプは、変化の方向を指定します。 グラデーションタイプについては、章末の WSNgradation を 参照してください。
処理
指定された3色を使用して、色1〜色2〜色3へと グラデーションされた矩形を描画します。
引数
(in)long type グラデーションの種別
(in)short col1 色1
(in)short col2 色2
(in)short col3 色3
(in)short x 座標X
(in)short y 座標Y
(in)WSCushort w 横幅
(in)WSCushort h 縦幅
(in)WSCuchar grad_margin 色2の幅

グラデーションされた矩形領域を指定し、 グラデーションのマージンには、色2の幅をドット指定します。 グラデーション種別に指定できる値には、 次のようなものがあります。
グラデーション種別 意味
WS_GR_LT_RB 左上→右下
WS_GR_RT_LB 右上→左下
WS_GR_LB_RT 左下→右上
WS_GR_RB_LT 右下→左上
WS_GR_T_B 上→下
WS_GR_B_T 下→上
WS_GR_L_R 左→右
WS_GR_R_L 右→左
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  short cno1 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#888888");
  short cno2 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#aaaaaa");
  short cno3 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#000000");
  dev->drawGradation(WS_GR_T_B,cno1,cno2,cno3,10,10,100,50,10);



drawImage 関数の説明

書式
long drawImage(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h, WSDimage* img,char align);
機能
画像を表示する関数です。 指定された画像構造体を指定矩形内に描画します。 画像構造体は WSDimage に保持されています。 描画領域への描画位置は、アラインメント属性で指定できます。 指定できる値と意味については、章末の WSNalignmentH および WSNalignmentV プロパティを参照してください。
処理
指定された画像構造体を指定矩形内に描画します。
引数
(in)short x 座標X
(in)short y 座標Y
(in)WSCushort w 横幅
(in)WSCushort h 縦幅
(in)WSDimage* img 表示させたい画像
(in)char align アラインメント

アラインメントに指定できる値には、 次のようなものがあります。
属性値 意味
WS_LEFT 左寄
WS_RIGHT 右寄
WS_CENTER 中央
WS_TOP 上寄
WS_BOTTOM 下寄
WS_LEFT_TOP 左上寄
WS_LEFT_BOTTOM 左下寄
WS_RIGHT_BOTTOM 右下寄
WS_RIGHT_TOP 右上寄
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  WSCimage* image = WSGIappImageSet()->getImage("001.jpg");
  dev->drawImage(10,10,100,100,image,WS_CENTER);



drawStretchedImage 関数の説明

書式
long drawStretchedImage(short x,short y, WSCushort w,WSCushort h, WSDimage* img);
機能
画像を伸縮して表示する関数です。 指定された画像構造体を、指定された矩形のサイズに あわせて伸縮した大きさで表示します。
処理
指定された画像を、指定された矩形に伸縮して表示します。
引数
(in)short x 座標X
(in)short x 座標Y
(in)WSCushort w 横幅
(in)WSCushort h 縦幅
(in)WSDimage* img 表示させたい画像

返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  WSCimage* image = WSGIappImageSet()->getImage("001.jpg");
  dev->drawStretchedImage(10,10,100,100,image);



drawString 関数の説明

書式
long drawString(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h, char font_no,char align,char* string, long encoding = WS_EN_DEFAULT);
機能
文字列を矩形内に描画する関数です。 指定された文字列をエンコーディングに従がって指定された 矩形内に表示します。
処理
引数
(in)short x 座標X
(in)short x 座標Y
(in)WSCushort w 横幅
(in)WSCushort h 縦幅
(in)char font_no フォント番号
(in)char align アラインメント
(in)char* string 表示させたい文字列
(in)long encoding 文字列のエンコーディング

フォント番号には、0番からのフォント番号を指定します。 アラインメントに指定できる値には、 次のようなものがあります。
属性値 意味
WS_LEFT 左寄
WS_RIGHT 右寄
WS_CENTER 中央
WS_TOP 上寄
WS_BOTTOM 下寄
WS_LEFT_TOP 左上寄
WS_LEFT_BOTTOM 左下寄
WS_RIGHT_BOTTOM 右下寄
WS_RIGHT_TOP 右上寄

エンコーディングに指定できる値には、 次のようなものがあります。省略すると WS_EN_DEFAULT が指定されます。
属性値 意味
WS_EN_DEFAULT 現在の設定を指定(省略時の値)
WS_EN_LOCALE 現在の LANG 環境変数の設定を指定
WS_EN_NONE 設定を行わない
WS_EN_ISO8859_1 ISO8859(1) を指定
WS_EN_ISO8859_2 ISO8859(2) を指定
WS_EN_ISO8859_3 ISO8859(3) を指定
WS_EN_ISO8859_4 ISO8859(4) を指定
WS_EN_ISO8859_5 ISO8859(5) を指定
WS_EN_ISO8859_6 ISO8859(6) を指定
WS_EN_ISO8859_7 ISO8859(7) を指定
WS_EN_ISO8859_8 ISO8859(8) を指定
WS_EN_ISO8859_9 ISO8859(9) を指定
WS_EN_ISO8859_10 ISO8859(10) を指定
WS_EN_ISO8859_11 ISO8859(11) を指定
WS_EN_ISO8859_12 ISO8859(12) を指定
WS_EN_ISO8859_13 ISO8859(13) を指定
WS_EN_ISO8859_14 ISO8859(14) を指定
WS_EN_ISO8859_15 ISO8859(15) を指定
WS_EN_UTF8 UTF8 を指定
WS_EN_KOI8R KOI8R を指定
WS_EN_EUCJP EUCJP を指定
WS_EN_SJIS SJIS を指定
WS_EN_EUCKR EUCKR を指定
WS_EN_EUCCN EUCCN を指定
WS_EN_BIG5 BIG5 を指定
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //文字列の描画
  dev->drawString(100,300,100,30,0,WS_CENTER,"ABCDE1234");



drawFillString 関数の説明

書式
long drawFillString(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h, char font_no,char align,char* string, long encoding = WS_EN_DEFAULT);
機能
文字列を矩形内に背景色付きで表示する関数です。 指定された文字列をエンコーディングに従がって指定された 矩形内に表示します。背景は setBackColor 関数で指定された 色で塗りつぶされます。
処理
引数
(in)short x 座標X
(in)short x 座標Y
(in)WSCushort w 横幅
(in)WSCushort h 縦幅
(in)char font_no フォント番号
(in)char align アラインメント
(in)char* string 表示させたい文字列
(in)long encoding 文字列のエンコーディング

引数の詳細は、drawString の項を参照ください。
返値
WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
注意
なし。
サンプル
  //文字列の描画
  dev->drawFillString(100,300,100,30,0,WS_CENTER,"ABCDE1234");



getDeviceResource 関数の説明

書式
long getDeviceResource()
機能
ウィンドウシステムの資源を取得する関数です。
処理
引数
なし。
返値
X11 では、Display* を返します。WIN32では、未使用です。
注意
なし。
サンプル
  //X11 では Display* です。
  long val = dev->getDeviceResource();



getWindowResource 関数の説明

書式
long getWindowResource()
機能
ウィンドウ資源を取得する関数です。
処理
引数
なし。
返値
X11 では、Window または Pixmap 、WIN32では、HWND を返します。
注意
なし。
サンプル
  //X11 では Window/Pixmap、WIN32 では、HWND です。
  long val = dev->getWindowResource();



getContextResource 関数の説明

書式
long getContextResource()
機能
コンテキスト資源を取得する関数です。
処理
引数
なし。
返値
X11 では、GC 、WIN32では、HDC や MDC を返します。
注意
なし。
サンプル
  //X11 では GC、WIN32 では、HDC/MDC です。
  long val = dev->getContextResource();



getSpecialResource 関数の説明

書式
long getSpecialResource()
機能
ウィンドウ資源を取得する関数です。
処理
引数
なし。
返値
X11 では、Widget を返します。WIN32では未使用です。
注意
なし。
サンプル
  //X11 では Widget です。
  long val = dev->getSpecialResource();



getReady 関数の説明

書式
long getReady()
機能
描画可能状態を取得する関数です。
処理
引数
なし。
返値
True = 描画可能、False = 不可能。
注意
なし。
サンプル
  //描画が行えるか否かを取得します。
  WSCbool ready = dev->getReady();


Document Release 3.20

For Use with Wide Studio Release 3.20, Winter 2002


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