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クラス JgclEmbeddedGraph.Edge

java.lang.Object
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  +--jp.go.ipa.jgcl.JgclEmbeddedGraph.Edge
直系の既知のサブクラス:
JgclSetOfTriangles2D.Edge, JgclSetOfTriangles3D.Edge
含まれているクラス:
JgclEmbeddedGraph

public class JgclEmbeddedGraph.Edge
extends java.lang.Object

グラフの半辺 (辺の片割れ) を表す内部クラス。

ある一つの辺は、背中合わせになった一組の半辺 (half edge) によって構成されるものと考える。 このクラスはその半辺を表現する。 通常はこの半辺を単に「辺」と呼ぶ。 グラフの利用者は、ある辺を操作する場合には、その半辺を操作することになる。

このクラスのインスタンスは、

を保持する。

グラフの頂点/面を表すクラス Vertex/FaceGraphItem の直接のサブクラスになっているが、 (半) 辺を表すこのクラスについては、 背中合わせの二つの半辺を含む JgclEmbeddedGraph.EdgeContainer というクラスが GraphItem のサブクラスになっている。 なお、JgclEmbeddedGraph.EdgeContainer は JgclEmbeddedGraph の private な内部クラスである。


コンストラクタの概要
protected JgclEmbeddedGraph.Edge()
          何も与えずにオブジェクトを構築する。
 
メソッドの概要
protected  void fillFieldsOfDualReplica()
          この (半) 辺の双対複製として設定されている半辺のフィールドに正しい値を代入する。
protected  void fillFieldsOfReplica()
          この (半) 辺の複製として設定されている半辺のフィールドに正しい値を代入する。
 JgclEmbeddedGraph.Face[] getFaces()
          この辺の左面/右面を返す。
 JgclEmbeddedGraph getGraph()
          この辺が属するグラフを返す。
 JgclEmbeddedGraph.Face getLeftFace()
          この辺の左面を返す。
 JgclEmbeddedGraph.Edge getMate()
          この辺の相方に設定されている辺を返す。
protected  JgclEmbeddedGraph.Edge getReplica()
          この (半) 辺の複製として設定されている半辺を返す。
 JgclEmbeddedGraph.Face getRightFace()
          この辺の右面を返す。
 JgclEmbeddedGraph.Vertex getStartingVertex()
          この辺の始点を返す。
 JgclEmbeddedGraph.Vertex getTerminalVertex()
          この辺の終点を返す。
 java.lang.Object getUserData()
          この辺の userData を返す。
 JgclEmbeddedGraph.Vertex[] getVertices()
          この辺の始点/終点を返す。
 boolean isIdentWith(JgclEmbeddedGraph.Edge edge)
          与えられた辺が、この辺と同一の辺か否かを返す。
 void setUserData(java.lang.Object object)
          利用者がこの辺に関連付けたい任意のデータを userData に設定する。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

JgclEmbeddedGraph.Edge

protected JgclEmbeddedGraph.Edge()
何も与えずにオブジェクトを構築する。

構築直後の辺は他の頂点/辺/面との関係を持たない。

このコンストラクタは、グラフの利用者によって直接呼び出されるべきではない。 グラフの利用者は、あくまでも Euler Operator (だけ) を利用して、 グラフを操作するものとしている。

メソッドの詳細

getGraph

public JgclEmbeddedGraph getGraph()
この辺が属するグラフを返す。
戻り値:
この辺が属するグラフ

getMate

public JgclEmbeddedGraph.Edge getMate()
この辺の相方に設定されている辺を返す。
戻り値:
相方として設定されている辺

isIdentWith

public boolean isIdentWith(JgclEmbeddedGraph.Edge edge)
与えられた辺が、この辺と同一の辺か否かを返す。

edge が this か this の相方であれば true を返す。

パラメータ:
edge - 辺
戻り値:
同一の辺ならば true、そうでなければ false

getVertices

public JgclEmbeddedGraph.Vertex[] getVertices()
この辺の始点/終点を返す。

結果として得られる配列の要素数は 2 で、 最初の要素には始点、 二番目の要素には終点 が入る。

終点とは、相方の始点である。

戻り値:
始点/終点を含む配列

getStartingVertex

public JgclEmbeddedGraph.Vertex getStartingVertex()
この辺の始点を返す。
戻り値:
始点

getTerminalVertex

public JgclEmbeddedGraph.Vertex getTerminalVertex()
この辺の終点を返す。

終点とは、相方の始点である。

戻り値:
終点

getFaces

public JgclEmbeddedGraph.Face[] getFaces()
この辺の左面/右面を返す。

結果として得られる配列の要素数は 2 で、 最初の要素には左面、 二番目の要素には右面 が入る。

右面とは、相方の左面である。

戻り値:
左面/右面を含む配列

getLeftFace

public JgclEmbeddedGraph.Face getLeftFace()
この辺の左面を返す。
戻り値:
左面

getRightFace

public JgclEmbeddedGraph.Face getRightFace()
この辺の右面を返す。

右面とは、相方の左面である。

戻り値:
右面

setUserData

public void setUserData(java.lang.Object object)
利用者がこの辺に関連付けたい任意のデータを userData に設定する。

この呼び出し以前に userData に設定されていたデータは忘れ去られる。 なお、この辺とこの辺の相方は同じ userData を共有する。

object は null でも構わない。 その場合、userData には null が設定される。

パラメータ:
object - 任意のデータ (任意のオブジェクト)
関連項目:
getUserData(), JgclEmbeddedGraph.GraphItem

getUserData

public java.lang.Object getUserData()
この辺の userData を返す。
戻り値:
この辺に関連付けられている任意のオブジェクト
関連項目:
setUserData(java.lang.Object), JgclEmbeddedGraph.GraphItem

getReplica

protected JgclEmbeddedGraph.Edge getReplica()
この (半) 辺の複製として設定されている半辺を返す。
戻り値:
複製として設定されている半辺
関連項目:
JgclEmbeddedGraph.copy(), JgclEmbeddedGraph.copy(JgclEmbeddedGraph), JgclEmbeddedGraph.dualCopy(), JgclEmbeddedGraph.dualCopy(JgclEmbeddedGraph)

fillFieldsOfReplica

protected void fillFieldsOfReplica()
この (半) 辺の複製として設定されている半辺のフィールドに正しい値を代入する。

JgclEmbeddedGraph.Edge のサブクラスは、 必要に応じてこのメソッドをオーバーライドすべきである。 なお、そのオーバーライドしたメソッドの内部では、 super.fillFieldsOfReplica() として、このメソッドを呼び出なければならない。

関連項目:
JgclEmbeddedGraph.GraphItem.setReplica(JgclEmbeddedGraph.GraphItem)

fillFieldsOfDualReplica

protected void fillFieldsOfDualReplica()
この (半) 辺の双対複製として設定されている半辺のフィールドに正しい値を代入する。

JgclEmbeddedGraph.Edge のサブクラスは、 必要に応じてこのメソッドをオーバーライドすべきである。 なお、そのオーバーライドしたメソッドの内部では、 super.fillFieldsOfDualReplica() として、このメソッドを呼び出なければならない。

関連項目:
JgclEmbeddedGraph.GraphItem.setReplica(JgclEmbeddedGraph.GraphItem)