mod_img - 画像処理を行う Apache モジュール

mod_img ってなんだあか?

mod_img は簡単な画像処理を行うための Apache モジュールです.

Apache に画像処理機能を追加することで, Web サイト製作者があらかじめ用意せずとも, クライアントが要求した処理後の画像を Web ブラウザに返すことを可能にします.

以下の画像処理ができます.

必要なもの

インストール

  1. ./configure と打って,Makefile を作成します.
  2. make と打って,コンパイルします.
  3. 必要ならば root になります.
  4. make install と打って,ファイルを置きます.
  5. httpd.conf を編集します.
  6. Apache を再起動します.

httpd.conf で指定する項目

ImgOutputType

出力するデフォルトのファイルタイプを指定する. 指定なしの場合は身勝手に選択する.:>

ImgMaxRatio

許可する画像サイズの倍率を指定する. デフォルトは 1.0.

ImgWorkDirectory

作業用のディレクトリを指定する. デフォルトは環境変数 TMPDIR => TMP => TEMP => "/tmp" の順で選択する.

ImgKeepWorkFiles

作業用ファイルの残す/残さないを On/Off で指定する. デフォルトは作業用ファイルは削除する.

Web ブラウザから変更可能な要求

画像のサイズを変更

width=WIDTH

ピクセル単位か元画像サイズからの倍率で出力する画像の幅を指定する.

height=HEIGHT

width= と同様にピクセル単位か元画像サイズからの倍率で 出力する画像の高さを指定する.

size=SIZE

元画像サイズからの倍率で出力する画像のサイズを決定する. size=x0.5 は width=x0.5&height=x0.5 と同じ動作となる.

ファイルタイプの変更

type=MIMETYPE

出力するファイルタイプを指定する. 次の文字列が指定可能である.

トリミングして取得

trim=X,Y,WIDTH,HEIGHT

取得する画像の位置をピクセル単位で決める. 例: trim=10,20,320,480

名前の由来

mod_img の img は image manipulatively gadget の略である(マジかよ).