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2. HMMListファイル

HMMListファイルは, "e-i+q" といった辞書の音素表記から生成される論理的 な音素表記から,hmmdefs で定義される音響モデル名への任意のマッピングを 指定します.

  1. 一行に1つのマッピングを記述します.
  2. 第1コラムに,論理的な音素表記を指定します.
  3. 第2コラムに,対応する hmmdefs 内の音響モデルの定義名を指定します.
  4. 表記の名前のHMMがhmmdefs内で直接定義されている triphone について は,第2コラムを空白にしておけばその定義の存在チェックだけを行います.
  5. 二重登録はエラーになります.
以下は例です.名前が一つしか書いていないエントリは,その HMM 名が直接 hmmdefs 内で定義されていることを表しています.
a-k
a-k+a
a-k+a: a-k+a
a-k+e
a-k+e: a-k+e
a-k+i
a-k+i: a-k+i
a-k+o
a-k+o: a-k+o
a-k+u
a-k+u: a-k+u
...
なお,ver.2.3以降ではそのような名前1つのエントリを無視して以下のように記述し てもかまいません.
a-k+a: a-k+a
a-k+e: a-k+e
a-k+i: a-k+i
a-k+o: a-k+o
a-k+u: a-k+u
...


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