HMMListファイルの作成に当たっては,以下の点に注意して下さい.
~h "j-u+q"
という定義があるとき,HMMList ファイルで
j-u+q y-u+q
などど指定すると,j-u+q
のHMM定義は実際には使用されずに
y-u+q
が使われることになります.
e+i
, k-u
といった biphone や,
e
, k
などの monophone も全て参照可能にしておく必要が
あります.これは,たとえ第1パスから単語間triphoneを扱うようにJuliusを設定し
た場合でも必要です(この場合 monophone, biphone のマッピングは実際に
は使用されません.あくまで辞書読み込み部分の実装上の都合です).
「で |d+e d-e|」 + 「も |m+o m-o|」
-> 「で も |d+e d-e+m e-m+o m-o|」 (もし |d-e+m| と |e-m+o| があれば)
-> 「で も |d+e d-e e-m+o m-o|」 (もし |d-e+m| がなければ)
ただし,無用な混乱を避けるために,出現しうる全てのtriphoneについて
HMMListで明示的にマッピングを指定しておくことを推奨します.