SSH(Secure SHell)は、公開鍵暗号技術に基づく暗号システムを用いています。ここでは、そのSSH(プロトコル バージョン1)を対象に、SourceForgeでの設定と基本的な操作方法について説明します。
注:OpenSSHがインストールされている環境を前提に進めています。
OpenSSHはフリーのSSH接続ツールです。下記アドレスから入手できます。
sshで認証に用いる鍵の作成を行います。
$ ssh-keygen -t rsa1 -C comment
-t:鍵の種類を指定。プロトコルバージョン1を使用するため、rsa1と設定する。
-C:コメントを入力することができます。
Enter file in which to save the key (/home/username/.ssh/identity):
鍵を保存するところを聞いてきますので、デフォルトの設定に変更の必要がない場合はそのまま進みます。
Enter passphrase (empty for no passphrase):
shellサーバにアクセスする際のパスフレーズを設定します。これは別に空でもかまいません。
Enter same passphrase again:
パスフレーズを確認するため、もう一度入力します。
Your identification has been saved in /home/username/.ssh/identity
Your public key has been saved in /home/username/.ssh/identity.pub
.sshディレクトリに秘密鍵と公開鍵が保存されました。
これで、鍵の作成は完了です。
デフォルトのプロトコルバージョンの優先順位を設定する必要があります。
/etc/ssh/ssh_config
# protocal 2, 1
の行をコメントをはずして
protocal 1, 2
とします。
認証に用いる秘密鍵と公開鍵が作成できました。次にその公開鍵をsourceforgeへ登録しなければなりません
シェルサーバの目的は、ユーザコンテンツの管理をサポートしたり、Webページを提供したり、ユーザプロジェクトに関連するCGIを実行したりすることです。
シェルサーバは、shells.sourceforge.jpです。ログインするには、
$ ssh -l username shells.sourceforge.jp
とします。詳しくは、sourceforgeのサイトドキュメントをご覧下さい。
シェルサーバにファイルをコピーする際に使用します。sshと同様の認証を行います。
書式
option
-r:再帰的にディレクトリーをコピーします。
-p:コピー元ファイルの最終修正時刻、最終アクセス時刻、及びパーミッションを保つようにする。
[[user@]host1:]filename1...:コピー元
[[user@]host2:]filename2...:コピー先
例:ローカルのfileをsourceforgeのホームディレクトリにコピー
$ scp filename username@shells.sourceforge.jp: