SSHマニュアル Windows

SSH(Secure SHell)は、公開鍵暗号技術に基づく暗号システムを用いています。ここでは、フリーソフトであるWinSCPとPuttyを用いて説明します。

1.フリーソフトについて

2.フリーソフトの入手

3.PuTTY

Windows用SSHクライアントソフトについて説明します。

3.1.インストール

putty-0.53b-installer.exeをダブルクリックしてインストールします。デフォルトの設定でよい場合は、そのままインストールしてください。

3.2.設定

SSHは公開鍵秘密鍵をもちいて認証を行うことができます。ここでは、鍵の作成方法と公開鍵のsourceforgeへの登録方法について説明します。

3.2.1 公開鍵と秘密鍵の作成

スタート --> プログラム --> PuTTY --> PuTTYgen からPuTTY Key Generatorを立ち上げます。


<Generate>をクリックします。



PuTTY Key Generatorのウィンドウの中でマウスを動かすと、Keyが作成されていきます。バーが終了するまでマウスを動かしてください。



次に、コメントとパスフレーズを設定します。

  • Key comment:コメントを入力してください(空白でも可能)。
  • Key passphrase:パスフレーズを入力してください。
  • Confirm passphrase:パスフレーズの確認。

最後に、<Save public key>と<Save private key>をクリックして公開鍵と秘密鍵を保存してください。 ここでは、以下の場所に次のように保存します。

  • C:\Documents and Settings\username\ssh
  • ファイル名
    • 公開鍵(public key):identity.pub
    • 秘密鍵(private key):identity.PPK

3.2.2.sourceforgeへ公開鍵を登録

認証に用いる秘密鍵と公開鍵が作成できました。次にその公開鍵をsourceforgeへ登録しなければなりません

  1. まず、https://sourceforge.jp/からログインします。
  2. ログインを行ったらアカウント管理をクリックします。
  3. アカウント管理ページの下の方に
    CVS/SSHで共有する公開鍵: 0 [鍵の編集]
    とありますので、この[鍵の編集]をクリックします。
  4. ここの公開鍵テキストボックスに、3.2.1で作成した公開鍵identity.pubのテキストをコピーします。この時、最後に改行コードが入らないように注意して下さい。あとは、更新を押して鍵の数が更新されていれば完了です。実際にsshを使用できるようになるまで数分かかりますので数分後に、シェルサーバーにアクセスして下さい。

3.2.3.PuTTYの設定

Session
Host Nameshells.sourceforge.jp
ProtocolSSH

Connection
Auto-login usernameusername

Connection --> SSH --> Auth
Private key file for authentication:
C:\Documents and Settings\username\ssh\identity.PPK

以上の設定を終えたら、SessionSaved Sessionsに適当な名前を付けて<save>してください。 次回からは、この設定をloadして使用します。

3.3.使用方法

3.2で設定をloadしてSessionの<open>をクリックすれば、sourceforgeのshellサーバにログインできます。

4.WinSCP

4.1.インストール

winscp220setup.exeをダブルクリックしてインストールします。デフォルトの設定でよい場合は、そのままインストールしてください。

4.2.設定

Session
Host nameshells.sourceforge.jp
User nameusername
Private key fileC:\Documents and Settings\username\ssh\identity.PPK
Advanced optionProxyの設定など細かい設定を行う場合はチェックを入れてください。

Shell --> Directories
はじめに表示されるディレクトリの設定を行います。

Session --> Stored sessions
以上の設定を行ったら<save>してください。

4.3.使用方法

4.3.1.ログイン

Session --> Stored sessions
4.2.の設定を<load>してください。

Session
<Login>をクリックします。

4.3.2.ファイルの転送

図のようにビジュアル的に扱うことができ、ドラッグ&ドロップでファイルを転送できます。