概要
lame_enc.dllを使い、PCM形式の音声をmp3形式に変換してファイルに出力するフィルタです。
※別途「lame_enc.dll」のファイルが必要です。
ビルド環境
言語:Microsoft Visual C++ 2008 Express Edition
ビルド:Unicode Release版
使用方法
DLL版(MP3LameWriter.ax)は、regsvr32で登録してから使用して下さい。
lame_enc.dllはウィンドウズのシステムフォルダに入れて下さい。
出力ビットレートの設定には、プロパティページを使うかIMP3LameInterfaceを使用してください。
- IMP3LameInterface -
STDMETHODIMP GetInFormat(WAVEFORMATEX *pwf)
説明:入力ピンの音声フォーマットを取得します。
戻り値:S_OK(成功)
VFW_E_NOT_CONNECTED(入力ピンが接続されていません)
STDMETHODIMP CheckBitrate(void *pLameData)
説明:現在の入力ピンのフォーマットの場合、pLameDataの設定で出力できるか調べます。
戻り値:S_OK(出力可)
VFW_E_NOT_CONNECTED(入力ピンが接続されていません)
上記値以外(出力不可)
STDMETHODIMP CheckBitrate(WAVEFORMATEX *pwf, void *pLameData)
説明:入力フォーマットpwfの場合、pLameDataの設定で出力できるか調べます。
戻り値:S_OK(出力可)
S_OK以外(出力不可)
STDMETHODIMP GetOutFormat(void *pLameData)
説明:現在の出力ビットレートを取得します。
戻り値:S_OK(成功)
STDMETHODIMP SetOutFormat(void *pLameData)
説明:出力ビットレートを設定します。
戻り値:S_OK(成功)
LIB版(MP3LameWriter.lib)を組み込む場合は、「MP3LameWriter.h」をインクルードして下さい。
出力フォーマットの設定には、IMP3LameInterfaceの関数を直接呼び出して使用してください。
(注意)出力ピンが接続されている状態での出力ビットレート変更はサポートしていません。
出力ビットレートは出力ピンを接続する前に設定するか、
出力ピンがすでに繋がっているなら出力ピンの接続を解除してください。
MP3LameWriterフィルタの詳細
こちらのページを参照して下さい。
著作権とライセンス
The LAME project
http://www.mp3dev.org/
THE MP3LameWriter SOURCE CODE IS (C) COPYRIGHT 2008 Cocha
http://sourceforge.jp/projects/directshow/
このソフトウェアは、いかなる保証もないフリーソフトウェアであり、 BSDライセンスに従って配布します。 COPYING
※Lame自体はLGPLですが、当プログラムはlameソースの流用は無く動的リンクでの使用かつ
バイナリ(lame_enc.dll)を添付していないので、LGPLの制限は受けません。